フリーランスの初期装備

クラウドソーシングのフリーランスとは

会社という名のいい感じの鎧を脱ぎ捨てて

会社という名の鎧

開業してフリーランスになり早一年半。

一年半です。第二子出産後は、派遣で制作会社渡り歩いていましたが、それでもお金や信頼の面で、どれだけ会社という鎧に守られていたか痛感しました。
渦中にいるとわからないのですが、全く別の環境にくると「なるほど!!そこか~!!」と思うようなことが沢山ありました。

スタートに何もない

もちろんその人のやり方にもよりますが、まず、スタートする際にプライベートで作った作品しかないです。これが致命的。イラストもサイトもいいもの作りたいと、そうそうすぐできません。仕事の拘束時間長ければ長いほど、プライベートにさける時間はないのが悲しいところ。
この仕事に携わった~とは言えるものの、一般に公開できないですし、お客さんは「今」「直近」が見たいのだから、直近で自分のテイストを活かした仕事以外で死ぬ気で取り組んだ作品がありますか~?ということになります。

気が付いたら鎧が、棍棒と鍋のふたと布の服に…

フリーランスの初期装備

会社という鎧を脱ぎ捨てると、支給されていた装備品が一緒に回収されます。
気が付くと、ある程度装備の整った人と、「棍棒と鍋のふたと布の服」の初期装備でいきなり街の外という、会社外でのフィールドで戦うはめになります。相手はクラウドソーシングという大海原で戦っている猛者です。バイキングとヒョロっとした一般人という感じでしょうか。

会社の数人でやっていたコンペと違い目に見える結果がイラストなどでハッキリ出るので白旗の完敗です。

気が付くとボロボロ

もちろん、いきなり行って戦えるはずもなく、負け戦ばかりを繰り返します。でもボロボロになるたびに…

負け戦の原因を検証
1.今回は下調べが足りなかった
2.この分野では3位にはなれるけど1位はとれない
3.このテイストは自分が得意だから戦える
4.この仕事は受けてはだめだ
5.体が資本だ!

負け戦なりに得るものがあることも多いので、わずかなお金を握りしめて次の装備品の糧にします。

と、言う感じである程度原因と対策を絞れて再チャレンジできるようになります。あとは制作>結果>検証の繰り返しです。

そうしてようやく外のフィールドの行きたい方向へ

行きたい道

「棍棒」と「鍋のふた」が「鉄の剣や装備」になり、ようやく行きたい方向へ行けるようになりました。ここまで一年半。
身軽な「鎖かたびら」などでちょっと遠出もできるようになりました。
きっと「魅力的なゴールドの装備」はそれはそれは何重にも守られてとても居心地がよさそうですが…いろんなものが重くて身動きが取れなくなりそうです。
何が今必要なのかきちんと見極めないといけないので、道の先がまだまだ見えない状態です。
ポケットにも穴が開いていたり…まだまだやることは盛りだくさんです。

この「行きたい方向へいける!選びたいことを選ぶ!」というのは簡単のようでととても難しく…。

そして「クラウドソーシング中心で、どうやって仕事をとってきているの?」ということですが、会社外でお世話になった人をはじめ、新規のお客様はHPからの直接お問い合わせか、既存のお客様のご紹介、クラウドソーシング専門のLancersなど、様々です。

ずっと家で辛くないですか?

全く!むしろ外に出る趣味が増えました。
子どものイベント参加率も圧倒的に高くなります。また会社勤めだと制作は制作、と別れているので外に挨拶行くことはほとんどなく、挨拶も「顔合わせ」で「ああ…時間がない早く戻って制作せねば帰れない…。」というような感じが、会いたい人、参加したい場所に自分でいけるようになりました。
なので外出が楽しみです!

既存の制作会社とはまた違った方向性

ディレクターも自分、制作も自分、なので予約制という既存の制作会社とは違った感じの方向性ですが、この働き方自体、行動に制限があり諦めていた人(家での家事・介護など)には未来があると思います。
まだまだ先駆者がいない分野なので、かなり手探りでやることは盛りだくさんですが、結果として残せるよう、丁寧に少しずつコツコツ作り続けたいなと思います♪

この他の質問はかぴのん工房よくある質問でまとめています。

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嫁の方

代表取締役かぴのんスタジオ
株式会社かぴのんスタジオ夫婦の嫁のほう。 webのデザイン&イラスト&コーディングまでが得意なフリーランス。写真は田舎が大好き。富士山の樹海でよくキノコを追いかけています。 ご質問はこちら

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